
鈴林です。
これで完結なのか……。寂しい。
面白かったからサラッと読めてしまった。面白いBLラノベに出会って嬉しかったのにもう終わってしまったとは。
言葉が悪いけどもっとだらだら続けてくれても…と思ったけど、だらだらと続けてもファンが離れる可能性だってあるし気持ちよく終われた方が良いには良いのかな。
完結おめでとうございます!!
も く じ
異世界の沙汰は社畜次第 3巻 魔法外交正常化計画
初恋が暴走している!
そういえばアレシュの初恋なんだったっけ。
親にまで「人間に興味が無いのかと思った」と言われるのマジで面白いんだけどw
本編ももちろん面白かったけど、書き下ろし小説もまた面白いんだよね。
書き下ろしの方が笑えてしまう気がするw
ラペルピンってこの世界独特のピンとかかと思ったけど、現実世界にもあるものだった~~~!w
そうだよね…あたしがものを知らないだけでしたw
ラペルピンを刺すということ、そして使われているアクセサリーに意味があるとはさすが貴族社会。
はっきりと言葉に出さずともその人を見ればどうなのかわかる…ということなんだろうか。
誠一郎が怒るのも無理はない。誠一郎がどう思うか、とかを無視されているわけだしね。
自分が望んでつけているならまだしも、意味を知らずにこっそり付けられているなんてなんだか恥ずかしいし騙された気持ちの方が大きくなるからね。
アレシュが「誠一郎を自分だけのものにしたい」と思う気持ちもわからないではないけれども、だからって…暴走しすぎだよ!!w
オルジフだけは誠一郎の気持ちを分かってくれてよかった。
そしてヴァルトムも!! ヴァルトムが誠一郎側についてくれるのは大きい。
人の気持ちを尊重するのは大切だよね。好きな相手であればなおさら。
「譲れないこと」とかならまだ理解はできるんだけども、今回のはコミュニケーション不足なだけだし…。
オルジフが言う「初恋が暴走している!」が面白過ぎたw 最高!w
良かった…何もかも
コミカライズ読んで、1巻・2巻と読んでそしてこの最終巻…最高じゃねーの…。
ありがとう公式…ありがとう作者さん。
誠一郎が仕事が有能なあまり、またしても他の人に好かれてしまう展開も定番だしやはりこういうのは良いね。
誠一郎って本当に仕事できるし、だからこそ他の人の目に留まるんだな。
仕事ができるからこそ、同じく仕事ができる人の目に留まり興味を惹かれ…そして誠一郎自身にも惹かれる、ということなんだろうか。
誠一郎が自分を少し蔑ろにしているからこそ、そこを隙と見て入り込もうとする人がいる…ってことだろうか。
カミル宰相が今でも誠一郎のことを狙っているってのが個人的に好きなんだよね。
アレシュが全く余裕がないのもかわいいというかうまい。いつも2人で取り合っていて欲しい。
そしてBLではありがちな「なし崩し的に付き合いました」という感じの展開のその後の説明? 的なのがちゃんとあるの良いね。
攻めにグイグイ迫られて受けはそれを受け入れています…無理矢理な関係性です…というのは導入としてはよくあるけど、
上手くいった後「実際2人はどうなのか?」ってところに焦点当てるのは少ない気がしてた……んだけどどうなんだろ??
あたしいつも二次創作小説しか読まないからなーーw
誠一郎は「周りは自分を舐めている」と思ったのは、仕事ぶりではなくて「どうしてアレシュと付き合っているか」という点なんだろうな。
確かにアレシュは周りから見てわかりやすいくらいに誠一郎を構うし心配するし大好きだけども、誠一郎はわかりやすくそれを返したりしない。
もちろんアレシュの気持ちに応える言葉は返しているし、セックスとかそういうことはしているんだけれども「周りから見てわかりやすく」行動はしていない…気がする。
だからなのかしら。
アレシュが1人でガンガン物事を進めてしまったのは、ひいては誠一郎のためではあるんだけれども誠一郎はもっと自分に話しをして欲しかった。
「もっと相談したり頼ったりしてほしい」的なのが2人のケンカの原因? なのかな??
ボロクソに言ってしまうと痴話げんかをした巻って感じだよね。
しかし!!! それが良い!!!!
あーーーーーー! よかった!!!!
異世界からの帰還
まさか元の世界に帰れるようになるだなんて。
こういう異世界に転移するやつって大体戻れないものなのに。
優愛ちゃんが未成年ということもあって戻るのは理解できる。
誠一郎が戻らない選択をするとは…やはりアレシュという愛する人がいると世界は変わって見えるよね。
誠一郎は元の世界に戻ってもまた社畜として働く日々になるし、元の世界に家族はいるけどアレシュはいない。
でもロマーニ王国にはアレシュという伴侶がいるからね。
優愛に手紙を託してたけど、何を書いていたんだろう。
「別の世界に来ちゃったけど結婚しました。元気だから心配しないでください。貯金はどうぞ使ってください」とか…?
いやでも死んでないから銀行のお金を使うのも難しいだろうしなぁ…。
それはともかく、優愛がユーリウスとの結婚を受け入れるのは意外だった。
ユーリウス王子には全く良い印象は無かったんだけども2人は結婚したのか。おめでとう。
なんか神にも祝福されてるみたいだし、さすが聖女。
優愛は第二の「かごめ」になったんだね…!
いつかはアレシュと誠一郎も、誠一郎の世界に行くことになるのか。良いね…!
絶対面白いじゃないですか!!!
2人に関わる細かいこと色々
ノルベルトの頑張り
やはり今回もノルベルトの出番は多かった。良いね。
ノルベルトは何事もはっきり言うし、言い方も軽いから読んでいてすごく気が楽! ありがとう!w
ノルベルトの報告書を読んだ限り、ノルベルトは誠一郎のことを物凄く心配しているしとても大事にしているよね。
一応上司と部下だけど、友達のような関係と言っても良いんじゃないだろうか。
でも「独占欲に包まれた服」という描写はマジで面白かったw
本当にそう見えたんだろうな…w
「伴侶がいます!!! それは私!!!」と透けて見えるような服と装飾だったからこそ笑ってしまったんだろう。
そんな服を全く知らずに着るなんて…いたたまれない!w
ルフィナとシグマ
シグマ君がこんなにも出番が増えるだなんて…やったねシグマ!!
イストのお守りを任せられる貴重な12歳というシグマが、王族との恋に発展しそうな身になるなんてシグマのお母さん卒倒するんじゃないだろうかw
ルフィナはロマーニ王国に着いた時には平民であるシグマのことをよく思ってなかったし、イストと一緒に働いているシグマに文句を言っちゃうくらいだったけど
一緒に勉強したり調べたり話しているうちにシグマ自身にも惹かれるようになったのか…かわいい…。
ありがとう異世界社畜
面白かった…。
この3巻で気になるところ、というか面白いところを全部さらってくれた感があるので感想書くところ無くない? と思ったけど結構書けるもんだな。
面白かった…。
商業BL小説を初めて買ったと思うんだけど、買ってよかったわ…すごく良い。
願わくばもっとセックスシーンを深く描いて欲しいような気もするけども、まぁ…まぁまぁ!!!
人の好みはそれぞれだしね!!!!!w
表紙の2人、指輪してんじゃん…。かわいいな。
アレシュの両親にも喜ばれてるし、ノルベルトを始め2人の関係を知っている人たちも祝福してるし。
まぁカミル宰相は誠一郎を狙っているけどもw
良かった…とても…。
これで完結なのが残念ではあるけれども、読めて良かった。ありがとう。